×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

エ スペラントの教科書


第一章 文字

第一課 エスペラントの文字

エスペラントではラテン文字とその 変形文字、あわせて28字を使用する。
大文字 小文字 読み方 大文字 小文字 読み方
A a アー K k コー
B b ボー L l ロー(舌は上歯ぐき裏)
C c ツォー M m モー
Ĉ ĉ チョー N n ノー
D d ドー O o オー
E e エー P p ポー
F f フォー R r ロー
G g ゴー S s ソー
Ĝ ĝ ヂョー Ŝ ŝ ショー
H h ホー T t トー
Ĥ ĥ ホー(うがいの ノド) U u ウー
I i イー Ŭ ŭ ウォー
J j ヨー V v ヴォー
Ĵ ĵ ジョー Z z ゾー
 

発音の注意点

【CとĈ】
Ĉは日本語の「チャ、チ、チュ、 チェ、チョ」、Cは「ツァ、チ、ツゥ、ツェ、ツォ」。CiとĈiの違いに注意。Cは舌を歯の裏につけて、イタリア人っぽく言った「ピッツァ」の「ツァ」。
【ĜとĴ】
Ĵは舌を歯に付けなくて、フランス 人っぽくキスするように口を尖らせて「Je t'aime」(ジュテーム)と言った時の「Je」。Ĝは日本語の「ヂャ、ヂ、ヂュ、ヂェ、ヂョ」
【LとR】
Lは舌先を上歯茎の裏に叩きつけ る。Rは舌をどこにもつけない。
【HとĤ】
Hはハ行。Ĥはのどで息をきしらせ る音、冬の朝に手に息をふきかける時の音、ドイツ語の「Bach」(バッハ)の「ch」の音
【SとŜ】
Siは口角を横に張って「スィ」、 Ŝiは 日本語の「シ」
【JとI】
Iは母音。JはIを半分の長さにし た子音。Jはヤ行の子音もしくは半母音と呼ばれる。だから「Janai」は「ヤナイ」で「Janaj」とすると「ヤナィ」な音になる。
【ŬとU】
Uは母音。ŬはUを半分の長さにし た子音。Ŭはワ行の子音もしくは半母音と呼ばれる。だから「Ŭarau」は「ワラウ」で「Ŭaraŭ」とすると「ワラゥ」な音になる
 
ŬとJは子音だが、UとIのそれぞ れ半母音(半分の長さの母音)という側面もある。

第二課 エスペラントによる日本語転写 法

 
エスペラン ト式ローマ字による転写法
  (拗音)
  a i u e o  
ka ki ku ke ko kja kju kjo
sa ŝi su se so ŝa ŝu ŝo
ta ĉi cu te to ĉa ĉu ĉo
na ni nu ne no nja nju njo
ha hi fu he ho hja hju hjo
ma mi mu me mo mja mju mjo
ja   ju   jo  
ra ri ru re ro rja rju rjo
ŭa (ŭi)   (ŭe) ŭo  
n              
ga gi gu ge go gja gju gjo
za ĵi zu ze zo ĵa ĵu ĵo
da ĝi zu de do ĝa ĝu ĝo
ba bi bu be bo bja bju bjo
pa pi pu pe po pja pju pjo

●長母音は同じ母音を重ねるか、仮 名の通りに表記する。
大通り Oodoori
鉱太郎 Koutarou
 
●1つの単語で、同じ母音がもとも とは別だった2つの単語にわたって連続しているときには間に「'」をいれる。
腐れ縁 Kusare'en ; Kusareenだと「草レーン」
体育 Tai'iku ; Taiikuだと「タイーク」
 
●「n」は、「p」「b」「m」の 前では「m」に変える。
新橋 Ŝimbaŝi
散歩 Sampo
三文判 Sammomban
 
●「n」の次に母音、半母音がくる 場合は「'」をつける。
原因 Gen'in  ; Geninだと「下人」
恋愛 Ren'ai ; Renaiだと「レナイ」
問屋 Ton'ja ; Tonjaだと「トニャ」
 
●はねる音は子音を重ねる。
抜糸 Baŝŝi
マッチ Maĉĉi
滑車 Kaŝŝa
 
●大文字にするのは文頭、固有名詞 の語頭、そして名前の姓である。
相沢祐一 AIZAŬA Juuiĉi
宍道健一 ŜINĴI Ken’iĉi

(登場人物が日本人 のみ場合や日本国内向けの場合などでは、必ずしも姓を全て大文字にする必要は無い)
 
●外来語は無闇に日本語読みにせず 原綴りのイタリック体で書く。
ヴァイオリンviolin
デスノートDeath note

第三課 文字の書き方

 
字上符(supersigno)の ある文字「Ĉ、Ĝ、Ĥ、Ĵ、Ŝ、Ŭ」のワープロでの書き方
  H方式 X方式 ^方式
Ĉ Ch Cx C^
Ĝ Gh Gx G^
Ĥ Hh Hx H^
Ĵ Jh Jx J^
Ŝ Sh Sx S^
Ŭ U Ux U^
 
今のパソコンはたいてい Unicodeが使用できるので、それで字上符つきの単語を出せば問題は無い。

【H方式】H- sistemo
ザメンホフ方式と言われる。『エス ペラントの基礎』で唯一書かれた方式であって「第2の正書法」とされる書き方。格式はあるけれど、あまり主流ではない。

【X方式】X- sistemo
インターネット方式と言ってもよ く、ウェブの発達とともに使われるようになった。というのは文字「X」は普通のエスペラント文では使わないので置換が簡単だからだ。たとえばウィキペディ アのエスペラント版「Vikipedio」 では編集画面でこのX方式で入力すれば自動的に字上符つきで出力するようになっている。文字化けの危険のある メールやチャットでは主にこれを使用している。

【^方式】^- sistemo
これはよくウェブ上で見かけるけれ ど、見苦しい。私は好きではない。

第二章 文法規則

第〇課 エスペラントの原則

 

た いていのエスペラントの単語は、意味を表す「語根」の前に「接頭辞」、後ろに「接尾辞」をくっつけることで成りたっている。語根だけで接頭辞や接 尾辞がないこともあるし、接頭辞やら接尾辞やらが2つや3つもついていることもある。

例 えば 「nova新しい」という単語。これは「nov-」 という「新しい」を意味する語根と形容詞を表す接尾辞「-a」からできている。これに反対の接頭辞 「mal-」をつけてみよう。

mal-nov-a」はそれぞれ「反・新しい・(形容詞)」だけれど、くっつけてまとめた意味は「古い」にな る。

で はここで形容詞の接尾辞「-a」を取り払って、そのかわりに物になる接尾辞「-aĵ」と名詞をあらわす接尾辞「-o」をくっつけて みよう。こうしてできた「mal-nov-aĵ-o」はそのままだと「反・新しい・(物)・(名 詞)」だけれど、意味は「古物・骨董品」になる。

ち なみに「nova」にもどって、それに他のものにやらせる接尾辞「-ig」と動詞の現在形をあらわす接尾辞「-as」を くっつけると「nov-ig-as」になりこれは「新しくする」という意味の動詞になる。

こ のように「接頭辞+語根+接 尾辞」の形、これがエスペラント単語の原則である。もちろん「語根+語根+接尾辞」なんてのや「接頭辞+接頭辞+語根+接尾辞+接尾辞」なんてのもある。でも、この原則を覚えていれ ばたいていの単語の意味や文章中での役割を理解できるし、この原則にしたがってさえいれば初心者でも新しく単語を作ることができる。

そ してエスペラントの文章の語順は自由。「Mi novigas malnovaĵon.」(私が骨 董品を新しくする。)でも「Malnovaĵon novigas mi.」(私が骨董品を新しく する。)でも可能。もちろん日本語の語順そのままに「Mi malnovaĵon novigas.」でも可。また名詞と形容詞の順序も自由で、「nova vortaro」(新しい辞書)でも「vortaro nova」(新しい辞書)でも可能。このようにエスペレラントの語順に制約はないので、「SVO」や「SOV」などの民族語の語順にとらわ れすぎていると文の意味が理解できないこともある。目的格をあらわす「-n」 がどこについているのか、動詞はどれなのか、「-o」で終わっている主格の名詞はど れか?この3点をしっかり見分けよう。

 

 

第一課 読み方

 ひたすら字面通りにローマ字読みをする。英 語の不規則な発音を忘れて、規則的にローマ字読み。例えば「習う」という意味の動詞「lerni」を英語風に「ラーニ」と読んだら笑われる。ここは「レル ニ」とローマ字読みをするところ。でも「ル」は母音のない子音だけの音なので小さく読むことを意識して。

○単語 の最後から2番目の母音 (a,e,i,o,u)に必ずアクセントがあるからとりあえず強く読む。だけどあまり気にすることはない。
libro ブロ(本) hundo  ンド(犬) birdo  ルド(鳥)
ときどきアクセントがある母音を長 く読むことがある。
amo アーモ(愛) bona  ボーナ(良い) homo  ホーモ(人)
 
○簡単なエスペラントのあいさつ
Saluton! サルートン:こんにちは。Salaton!は「サラ ダを!」
Ĝis revido! ス・レヴィード:さようなら。直訳すると「再会まで」
Dankon! ンコン:ありがとう。言うのが恥ずかしい女性 はMi tre dankas vin(私はあなたにとても感謝します)がオススメ。
Ne dankinde. ・ダンンデ:どういたしまして。直訳すると「感謝に 値しません」。ベテランのイタリア人エスペランティストはNe dankinde, sed kisinde.(感謝に値しません、でもキスには値しま す)などと言うらしい。
Pardonon! パルドーノン:ごめんなさい、直訳すると「許して」。
Kiel vi fartas? エル・ヴィファルタス?:ご機嫌いかが。ごきげんよう。答え る時はboneかMi fartas bone.
 

第二課 名詞と形容詞 O-vortoj kaj A-vortoj

 
○人称代名詞は以下のとおり。
  単数 複数
一人称 mi 私は ni 私たちは
二人称 ni あなたは vi あなたた ちは
三人称 li 彼は ŝi 彼女は ĝi それは ili 彼ら・ 彼女ら・それらは

その他⇒ oni 人々は(一般人称) si (再帰代名詞で三人称の代わりに使う)

*「彼は」と「彼女は」を分けるの は男女差別だからliとŝiを使わずに3人称単数はri「彼は/彼女は」を使えというジェンダー主義者もいる。彼らはriismoと呼ばれ異端視されてい る。
 

○ちなみに「だれだれの〜」という 所有を表す時は形容詞だと思って人称代名詞に形容詞をあらわす接尾辞「-a」をつける。
mia kato 私のネコ
ŝia libro 彼女の本
 
○そのものが複数のときはさらに複 数の接尾辞「-j」をつける。
Iliaj hundoj 彼らの犬たち
 
○また、動作の目的格になったとき は目的格の接尾辞「-n」をつける。修飾しあっている人称代名詞と名詞は数「-j」と目的格「-n」を同じ形にすること 。
Mi estas homo. 私は人間である。
Ni estas homoj 私たちは人間である。
Mi amas vin. 私はあなたを愛している。
Ŝi amas mian hundon. 彼女は私の犬を愛している。
Ŝi amas iliajn hundojn. 彼女は彼らの犬たちを愛している。
Ili amas min. 彼らは私を愛している。
Oni amas min. 人々は私を愛している。
Li amas lian hundon. 彼は彼の犬を愛している。(最初の「彼」と次の「彼」は違う)
Li amas sian hundon. 彼は自分の犬を愛している。
Li amas ŝian hundon. 彼は彼女の犬を愛している。
 
○名詞の接尾辞「-o」、形容詞の 接尾辞「-a」を覚えよう。「-o」で終わっていればそれは名詞で、「-a」で終わっていればそれば形容詞ということ。だけど複数のときはさらに複数の接 尾辞「-j」を、動作の目的格になった時はさらに目的格の接尾辞「-n」をつける。
修飾しあっている形容詞と名詞は数 「-j」と目的格「-n」を同じ形にすること
homoあるひとりの人
homoj人 々
bona homo 良い人
bonaj homoj 良い人々
Mi estas bona homo. 私は良い人だ。
Mi amas bonan homon. 私は良い人を愛している。
Mi amas bonajn homojn. 私は良い人々を愛している。
Mi amas homon bonan. 私は良い人を愛している。(名詞と形容詞の順序は自由)
 
○比較級はpliとolを使い、最 上級はplejとenを使う。
Mi estas pli bona ol vi. 私はあなたよりも良い。
Mi estas la plej bona en ni. 私は私たちの中で一番良い。(最上級は冠詞laをつけ る)
 
○ちなみに反対の接頭辞「mal -」を使うと逆の意味になる。
Mi estas malpli bona ol vi. 私はあなたよりも悪い。(ほどほどに良い)
Mi estas pli malbona ol vi. 私はあなたよりも悪い。
Mi estas la malplej bona en ni 私は私たちの中で一番悪い。(ほどほどに良い)
Mi estas la plej malbona en ni 私は私たちの中で一番悪い。
 *ただし副詞の最上級plejの 前には普通は冠詞laをつけない。

 

第三課 動詞 Verboj

○すでに習ったestasや amasは 現在形の動詞だったのだ。以下はそれぞれの時制における動詞の接尾辞。
過去形 -is:過去の状態や事実 をあらわす。
現在形 -as:現在の状態や事 実・習慣・普遍的事実をあらわす。
未来形 -os:未来の状態や事 実・予定・期待をあらわす。
仮定形 -us:反実仮想・遠慮深 い婉曲をあらわす。
不定形 -i:「〜すること」
命令形 -u:命令や
 
Mi amis vin. 私はあなたを愛していた。
Mi amas vin. 私はあなたを愛している。
Mi amos vin. 私はあなたを愛するだろう。
Se vi amus min. もしあなたが私を愛していればなあ。
Mi amas ami vin. 私はあなたを愛することを愛している。
Amu min. 私を愛せ。
Bonvole amu min. 私を愛してください。
Ni amu! 愛し合おう!
 
○動詞の不定形を使った表現
「devas +不定形」で「〜しなければならない」
Mi devas lerni Esperanton. 私はエスペラントを学ばなければならない。
Mi devas iri 私は行かなければならない。
「povas+不定形」で「〜する ことができる」
Mi povas paroli esperante. 私はエスペラントを話すことができる。
Li ne povas skribi esperante. 彼はエスペラントを書くことができない。
「volas+不定形」で「〜した い」
Ŝi volas iri al lernejo. 彼女は学校へ行きたい。
Ni volas lerni ĉe lernejo. 私たちは学校で学びたい。
不定形だけだと「〜すること」とい う意味。動詞不定形の主語の補語になるのはfacilaなどの形容詞ではなくfacileなどの副詞であることに注意。副詞が動詞を修飾する。
Paroli esperante estas facile. エスペラントで話すことは簡単だ。
Skribi esperante estas malfacile. エスペラントで書くことは難しい。

 

第四課 分詞 Participoj

○分詞は大きく分けて受動分詞と能 動分詞の2種類がある。そしてそれぞれ過去、現在、未来の計6種類の接尾辞がある。まずは受動と能動で分類する。
受動分詞-it, -at, -ot ←何か「されちゃう」人を主語にしたときに使う
能動分詞-int, -ant, -ont ←何か「しちゃう」人を主語にしたときに使う
次に過去、現在、未来で分類する。
-it, -intは-isと同じiが あるので過去、「されっちゃた」と「しちゃった」
-at, -antは-asと同じaが あるので現在、「されつつある」と「しつつある」
-ot, -ontは-osと同じoが あるので未来、「されようとしている」と「しようとしている」
と覚えるとわかりやすい。
 
○受動形と能動形のあとに形容詞の 「-a」や副詞の「-e」、名詞の「-o」をつけると形容詞や副詞、名詞の働きを持つ。
「Mi manĝas. 私は食べる」の動詞manĝiと「Mi legas libron. 私は本を読む」の動詞legiを使って、これらの表現をみてみよう。
 
まずは分詞の形容詞形から。 estiの後に受動分詞の形容詞形をおくと受動態になるよ。
Mi estas manĝata de vi. 私はあなたに食べられつつある
Mi estas manĝota de vi. 私はあなたに食べられようとしている
Mi estis manĝata de vi. 私はあなたに食べられつつあった
Mi estis manĝota de vi. 私はあなたに食べられようとしていた
Mi estos manĝita de vi. 私はあなたに食べられてしまっているだろう
Manĝinta homo 食べてしまった
Manĝanta homo 食べている
Manĝonta homo 食べようとして いる
次に分詞の副詞形。これはいわゆる 分詞構文になる。エスペラントの分詞構文は分詞部分の主語と普通の文の部分の主語がぜったいに同じになる。
Manĝinte, mi legas libron. 食べてから、私は本を読む。
Manĝante, mi legas libron. 食べながら、私は本を読む。
Manĝonte, mi legas libron. 食べようとして、私は本を読む。
Manĝate, mi legas libron. 食べられながら、私は本を読む。
最後に分詞の名詞形
Manĝinto 食 べてしまった人
Manĝanto 食べている人
Manĝonto 食べようとしている人
Manĝito 食 べられた人
Manĝato 食べられつつある人
Manĝoto 食べられようとしている人
Esperanto 希望を持つ人=エスペラント

 

第五課 副詞 E-Vortoj

 
副詞は動詞を修飾したり、時や場所 をあらわしたり。
 
○副詞の接尾辞「-e」を覚えよ う。
frue 早め 
malfrue 遅め *「mal-」をつけると逆、または対の意味になったよね。
Li revenis hejmen frue. 彼は早めに家に帰った。
Li revenis hejmen malfrue. 彼は遅めに家に帰った。
Li revenis hejmen matene. 彼は朝に家に帰った。
tie そこで :副詞は場所をあらわすこともある。「hejme 家で」
Ni laboras tie 私はそこで働いている。
tien  そこへ :副詞に目的格の接尾辞「-n」をつけると方向をあらわす。「hejmen 家へ」
Mi portos keston tien. 私はそこへ箱を運ぶでしょう。
Kien? どこへ? Hejmen! 家へ!
Kien vi iras? どこに行くの?
ree 再び :くりかえしの接頭辞「re-」に副詞接尾辞「-e」をつけた独特な言い回し
Mi ree kantis. 私は再び歌った。
male 反対に :反対の接頭辞「mal-」に副詞語尾「-e」をつけた独特な言い回し
Mi opinias male. 私は逆を主張した。
○比較級も形容詞と同じ方法で作成
Li revenis hejmen pli frue ol mi. 彼は私よりも早く家に帰った。
 
○否定形は「ne」を使う。
Mi ne legas libron. 私は本を読まない。
Ne legu! 読むな!
Ne parolu, sed kantu! 話すな、歌え!
 
○疑問形は文頭に「ĉu」をつけ る。
Ĉu vi legas libron? あなたは本を読みますか?
Jes, mi legas. はい、読みます。/ Ne, mi ne legas. いいえ、読みません。
Ĉu vere? マジで?
こんな使い方もできる。
Mi ne konas, ĉu li estas viro aŭ virino. 彼が男か女かなんて知らない。
 
○近接副詞「ĉi」はtiuとか tioの前か後に置いて、「この〜」という意味になる。
Tio estas malbona それは 悪い。
Ĉi tio estas malbona. これは悪い。
Tiu estas mia libro. それは私の本だ。
Ĉi tiu estas via libro.  これは君の本だ。
tiuはtioと違って名詞や単語 を指す、だからĝi と働きは似ている。
 
○原形副詞 「-e」がつかない副 詞
Mi estas esperantisto. Ankaŭ ŝi estas esperantisto.
私はエスペランティスト。彼女エスペランティスト。
Hieraŭ mi manĝis. Hodiaŭ mi manĝas. Morgaŭ mi manĝos.
昨日食べた。今日食べている。明日食べるだろう。
Nun mi dormas. 、私は寝ている。
Ĉirkaŭ 100 da homoj 100人の人間

 

第六課 接続詞 Kunligaj vortetoj

 

並列「kaj」
Vi trinkas kafon kaj teon あなたはコーヒーとお茶を飲んだ。
 
選択「aŭ」
Mi volas trinki kafon teon 私はコーヒーかお茶を飲みたい。
 
逆接「sed」
Sukero estas dolĉa, sed salo estas sala 砂糖は甘い。しかし塩は塩辛い。
 
仮定「se」
Se vi amus min, ankaŭ mi amus vin. もし君が僕を愛していたら、僕も君を愛したのに。
Se vi iros tien, vi estos reĝo de Laputa. もし君がそこに行けば、君はラピュタ王だ。
 
従属接続詞「ke」。主語にもな る。
Mi diris, ke mi estas studento. 私は学生だ、と言った。
Estas bona, ke vi lernas Esperanton. あなたがエスペラントを勉強することは良い
 
従属接続詞「ĉar」。理由をあら わす。
Ĉar vi batis min, ankaŭ mi batis vin. あなたが私を叩いたから、私もあなたを叩いた。
 

 

第七課 数詞 Nombraj vortetoj

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 100 1000
nul unu du tri kvar kvin ses sep ok naŭ dek cent mil
 
dek du  =12  / sesdek naŭ =69 /  kvincent kvardek tri =543
tri fratoj 3人兄弟 /kvardek rabistoj 40人の盗賊
数量は前置詞「da」を使っても良 い
ok da militmortintoj 8人の戦死者
○形容詞の接尾辞「-a」をつける と序数になる。
unua 最初の / sepa 7番目の
 
○副詞の接尾辞「-e」をつけると 序数になる。
due 2番目に /oke 8番目に
 
○分数になる接尾辞「-0n」をつ けてみよう
duona 2分の1の / sesona 6分の1の
 
○倍数になる接尾辞「-obl」を つけてみよう
duobla 2倍の / naŭobla 9倍の

 

第八課 前置詞 Rolvortetoj

 
前置詞とは名詞の前や動詞の不定形 の前に置かれる記号のこと。

○方向の前置詞 「al」
Mi iris al lernejo. 私は学校へ行った。
 
○出身の前置詞「el」
Mi estas el Hokkaido. 私は北海道の出身です。
 
○その中に入っている前置詞 「en」
Vi estas en mia ĉambro. あなたは私の部屋の中にいる。

○地点の前置詞「ĉe」
Atendu ĉe la stacio Ŭaseda. 早稲田駅で待て。
 
○その下にある前置詞「sub」
Mi dormis sub tablo. テーブルの下で眠っていた。
 
○その上にある前置詞「sur」
Ne dormu sur mi! 私の上で寝るな!
 
○起点の前置詞「de」と終点の前 置詞「ĝis」
De matene ĝis vespere mi dormis. 朝から夕方まで眠っていた。
 
○所有の前置詞にもなる「de」
Ĝi estas libro de la instruisto. それはその先生の本です。
 
○道具の前置詞「per」
Per tondilo, mi tondis paperon. 鋏を使って、紙を切った。
 
○一緒の前置詞「kun」 *「kune」とすると「一緒に」
Mi iris al la urbo kune kun mia fratetino. 私は妹と一緒にその街に行った。
rizo kun kareo. カレーライス

○持っていないの前置詞「sen」
Mi batalis sen mia glavo. 刀なしで戦った。
 
○目的の前置詞「por」
Por venki, mi dormas. 勝つために、寝ている。
 
○原因の前置詞「pro」
Pro maljuneco li ne bone vidas. 歳のために彼はよく目が見えない。

○何について説明しているかの前置 詞「pri」
Li kantis pri amo. 彼は愛について歌った。
 
○対立とか対抗とかの前置詞 「kontraŭ」
Mi lernas Esperanton kontraŭ la angla lingvo. 英語に対抗してエスペラントを習う。
 
○特に意味が定まっていない前置詞 「je」、でも時間や暦で使う。
Mi revenis je la 10-a horo. 私は10時に帰った。
 
その他にも前置詞はいろいろある。
 
 
☆コラム
前置詞は第九課で習う接頭辞(単語 の頭に合体する記号)のように使うこともできる。例えば動詞「doni」(与えること)と前置詞「al」を合体!⇒「aldoni」(付け加えること)
Mi donis akvon al la supo. 私はスープに水を与えた。(?)
Mi aldonis akvon al la supo. 私はスープに水を加えた。
動詞だけではなく名詞にも使える。 名詞「nomo」(名前)と前置詞「sen」を合体!⇒「sennomo」(名無し)「sen-homa」だと「無人の」などなど
このようにエスペラントは組み合わ せにより無限の単語を作ることができる。ちなみに「aldoni」から「aldono」(追加)、「aldone」(付け加えて)、「aldonaĵo」 (添付ファイル)などの単語が無限増殖される。「senhoma」からは「senhomejo」(無人地帯)なんて単語もできる。

 

第九課 接尾辞 Sufiksoj

接尾辞とは単語の尻(尾)に合体す る記号のこと。名詞の接尾辞「-o」や形容詞の接尾辞「-a」、複数の接尾辞「-j」、動詞の接尾辞「-as」、受動分詞の接尾辞「-at」なども接尾辞 の仲間。

○女性になる接尾辞 「-in」 *「ina」とすると「女性の」
frato兄弟⇒fratino姉 妹、amiko友だち⇒amikino女友だち
 
○大きくなる接尾辞「-eg」 * 「ega」 とすると「大きな」
frato兄弟⇒fratego 兄、urbo都市⇒urbego大都市、blanka白い⇒blankega純白の
 
○小さくなる接尾辞「-et」 * 「eta」 とすると「小さな」
frato兄弟⇒frateto 弟、monto 山⇒monteto 丘、varma暑い⇒varmeta暖かい
 
○場所になる接尾辞「-ej」
lerni勉強すること ⇒lernejo学 校、kafoコーヒー⇒kafejoカフェ
 
○道具になる接尾辞「-il」
tondi切ること ⇒tondilo鋏、flugi飛 ぶこと⇒flugilo翼、ludi遊ぶこと⇒ludilo玩具
 
○入れ物になる接尾辞「-uj」
lakto牛乳⇒laktujo牛 乳瓶、monoお金⇒monujo財布
 
○物やお肉になる接尾辞「-aĵ」
manĝi食べること ⇒manĝaĵo食 べ物、dolĉa甘い⇒dolĉaĵoお菓子
porko豚⇒porkaĵo豚 肉、bovo牛⇒bovaĵo牛肉
 
○やり続ける接尾辞「-ad」
paroli話すこと ⇒parolado演 説、viziti訪れること⇒vizitadi通いつめる
 
○集合の接尾辞「-ar」
homo人⇒homaro人類、 haro髪 の毛⇒hararo髪
○つぶの接尾辞「-er」
akvo水⇒akvero水滴、 salo塩 ⇒salero塩粒
 
○構成員の接尾辞「-an」
homaro人類 ⇒homarano人 類人≠homo人類
Japanio日本国 ⇒Japaniano日 本国民≠Japano日本人
 
○職業人・主義者の接尾辞「- ist」
laboro労働 ⇒laboristo労 働者、nacio民族⇒naciisto民族主義者
 
○そういう人の接尾辞「−ul」
juna若い⇒junulo若者、 mensogo嘘 ⇒mensogulo嘘つき
 
○主義・思想の接尾辞「-ism」
imperio帝国 ⇒imperiismo帝 国主義、kavaliro騎士⇒kavalirismo騎士道
 
○他のものにやらせる接尾辞「- ig」
labori働くこと ⇒laborigi働 かせること、nul零⇒nuligi取り消す
fermi閉める⇒fermigi 閉 めさせる
 
○自分でやる接尾辞「iĝ」 「iĝi」 とすると「になること」
fermi閉める⇒fermiĝi 閉 まる、naski生む⇒naskiĝi生まれる
Mi iĝis instruisto. 私は先生になった。

第十課 接頭辞 Prefiksoj

接頭辞とは単語の頭に合体する記号 のこと。

○反対の接頭辞 「mal-」
bona良い⇒malbona悪 い、dekstra右の⇒maldekstra左の、
luma明るい⇒malluma暗 い
 
○義理の関係の接頭辞「bo-」
frato兄弟⇒bofrato義 兄弟、patro父⇒bopatro義父
 
○男女、雌雄の接頭辞「ge-」
fratoj兄弟たち ⇒gefratoj兄 弟姉妹たち、amikoj男友だち⇒geamikoj男女の友だち
 
○分散、分離の接頭辞「dis-」
doni与えること ⇒disdoni分 配すること、ŝiri裂くこと⇒disŝiri引き裂くこと
 
○開始の接頭辞「ek-」
iri行くこと⇒ekiri出発す ること、scii知っていること⇒ekscii知るにいたること
 
○もとに戻ったり、くりかえしたり の接頭辞「re-」
veni来ること⇒reveni帰 ること、ligi読むこと⇒religi再読すること
 
○主要な、首長の接頭辞「ĉef -」
urbo都市⇒ĉefurbo首 都、ministro大臣⇒ĉefministro総理大臣

第十一課 相関詞 Tabelvortoj

エスペラントの要、相関詞。人工語 エスペラントとも言われるが、本当の人工部分はここだけとも言われている。
 
  ti- 指示 ki- 疑問 i- 不定 ĉi- 全般 neni- 否定
-o , tio
そのもの
kio
なに
io
あるもの
ĉio
すべて
nenio
何も…ない
-u , tiu
その人
kiu
だれ
iu
あるひと
ĉiu
みんな
neniu
だれも…ない
-a 性質 tia
そのような
kia
どんな
ia
ある
ĉia
あらゆる
nenia
どんな…もない
-es 所有 ties
その
kies
だれの
ies
だれかの
ĉies
すべての人の
nenies
だれの…もない
-e 場所 tie
そこに
kie
どこに
ie
どこかに
ĉie
どこにも
nenie
どこにも…ない
-el 方法 tiel
そのように
kiel
どのように
iel
どうにかして
ĉiel
いろいろに
neniel
どうしても…ない
-al 理由 tial
それだから
kial
なぜ
ial
なぜだか
ĉial
あらゆる理由で
nenial
どんな理由でも…ない
-am tiam
そのとき
kiam
いつ
iam
いつか
ĉiam
いつも
neniam
けっして…ない
-om tiom
それほど
kiom
どれほど
iom
いくらか
ĉiom
のこらず
neniom
少しも…ない

Kio estas tiu? それは何だ?
Kion vi havas? あなたは何を持っているの?
Kiu estas la viro? あの男は誰だ?
Kiu estas la viro, kiu dormas tie? そこで眠っている男は誰だ?
Tiu, kiu povas skribi esperante povas paroli esperante. エスペラントで書ける人はエスペラントで話せる。
Neniu estas en la lernejo. その学校には誰もいない。
Kia virino estas ŝi? 彼女はどんな女性ですか?
Mortiĝis verkisto, kies nomo estas NACUME Souseki. 名を夏目漱石という作家が死んだ。
Ies libro estas bruligata. 誰かの本が燃やされている。
Nenie ŝi estas. 彼女はどこにもいない。
Kial vi ploras? なぜあなたは泣いているの?
Li ĉiam ploras. 彼はいつも泣いている。
Kiam vi loĝis en Ĉinio? いつあなたは中国に住んでいたの?
Kiam mi estis lernanto, mi loĝis en Ĉinio. 私が生徒だったとき、私は中国に住んでいた。
Kiom da homoj mortiĝis tie? どのくらいの人がそこで死んだの?
Kioma horo nun estas? 今、何時ですか?

【参考文献】

藤巻謙一著、『まるごとエスペラン ト文法』、日本エスペラント学会、2001年。
安藤信明著、『CDエクスプレス  エスペラント語』、白水社、2006年。
小林司・萩原洋子著、『4時間で覚 える地球語エスペラント』、白水社、2006年。
『エスペラント日本語辞典』、日本 エスペラント学会、2006年。
Plena Manlibro de Esperanta Gramatiko, Versio 14.0 (de la 24a de Decembro 2005) , en La TTT-ejo de Bertilo.

SKRIBIS BARKITURO
次 は単語を覚えよう!
エスペラント単語帳
Revenu
空想エスペラント